〜ひそやかに咲く名も無き花〜

思考整理、時々ポエマー。自作です。著作権フリーではありません。

残す作業

ここ以外で ちょいちょい触れてきているのですが、いまは昔 学生の頃、国語に答えがあるのが嫌いでした。作者は何と思ったか?、登場人物の気持ちは?、とかですね。


今になってわかるのは、あの頃は本人ではない人の答えを『解答』として用意しているのが嫌いだったんだなと。違和感ありますからね。

 

だからでしょうか…そういう問いは いつも間違えてましたよ(苦笑
コツを掴むまではね。コツは計算式のごとく簡潔。


実は理系へ進んだのですが偽物です。
全リケジョへ申し訳ない気持ち(笑
誰もが文系と思いますね、はい。
ポエマーですもの。それは関係ないか。


でも思いませんか?
本当のことは 作者以外わからない。作者以外は答えを持っていないはずなんです。


作品のできた背景や設定、込められた思い。。。どこかで語ってくれていたらまだ良いのですが、積極的に残すことはしていないほうが多い。
中にはわかる人にだけ分かれば良いと思う人もいらっしゃいますものね(私とか)。
それに昔であればあるほど残っていない。古典なんて探すのも難儀でしょう。


本にしても絵画にしても造形物にしても音楽にしてもアニメにしても、ありとあらゆるアートがあります。
受け取り手の感じ方は それぞれに自由でいい。なんにも捉われず、縛られなくて良い。
 
なのに答えがあるって納得できなくて。
ほんと捻くれ者ですよね(笑


今でも誰かの気持ちを勝手に代弁したりする人は苦手で。本人が語りもしないことを勝手にこうだと思うところまでは自由です。誰かを慮るのは良いことです。
しかしながら第三者に断言して発言するのは違うと思うんですよ。それを本人が否定しても認めない人など論外ですね。


話がそれました。脱線しがちです。
作者本人による解説を聞いたり読んだりするのは好きなんですよね。もちろんそれは、作品に興味を持った後になりますけれども。最初と感じ方が変わったりして 倍 楽しめるでしょう?


どんな物でも作者にはぜひ自分の言葉で語って欲しいです。そしてバラバラにではなく できれば まとめて残して欲しい。

 

AIに仕事させればあちこちから拾ってくるでしょう。検索側が適切なキーを打ち込めれば良いけども、漏れた部分に良いこと語っているかもしれないし、何も残っていないかもしれない。


だれでも簡単に探すツールがあるということは、検索に引っかかるようにした方が良いということです。
知って欲しいと思うなら、自分の作品を見たり聞いたりして欲しければ(まずはそこからですよね!)アピールに時間をかけることも必要だと思います。


あらゆるものがサブスクでダウンロードの時代です。作品に添えられる解説などの部分はなくなっちゃうのかしら。

 

造形部はやはり実物を見たいですし、音楽はライブだと場と雰囲気の肌感などの効果で違った楽しみ方があるわけで。リアルな部分にこそ、というのがある。

それを遠方にいても楽しめる時代はもうすぐそこにある。夢に見たドラえもんの世界かしら。

 


最近インタビューの機会をいただいたんです。すごく楽しかった。


終えた後にぼんやりと自分の根底にあること、そういえば こんな思いがあったなと 思い出したので記録として書いてみました。