〜ひそやかに咲く名も無き花〜

思考整理、時々ポエマー。自作です。著作権フリーではありません。

自動運転

人々は便利さと安心を手に入れるかわりに、その楽しさを失うような気がします。しかし今までになかった楽しみは増えていく。これをプラマイゼロと思えるかどうか。


自動運転の開発で感じることは、車は運転を楽しむものではなくなるということ。バスやタクシーのように乗るものとなり、操るものではなくなります。マニュアルからオートマに変化して運転免許はとりやすくなりました。そして事故は増えた。自動化したら事故は無くなるでしょうか?


私は毎日運転をします。仕事でもプライベートでも。ヒヤリすることは何回かありましたが、幸い今まで事故にあうこともなく運転を続けてられています。下手なりに安全運転で。

 

自動運転になれば運転手のミスによる事故は防げるでしょう。しかしコンピュータ制御における また別の事故の形が生じる懸念はあります。人は座って行き先の指示を出すだけになり、それはもう運転とは言わないので免許も必要ないでしょう。道に迷うこともなければ、狭い道や状態の悪い道に大変な思いをせずにすみます。


コンピュータ化すればメンテナンスも楽になるでしょう。もはや整備士はいらないですね。パーツは単純化され、劣化や故障の部品取り替えのみで良くなります。そこに技術は特に必要ない。業界の端くれにいるので寂しさを感じます。

 

他人の運転に怖い思いをしたり、イライラすることもなくなります。全て管理できれば信号機待ちすらなくなりますね。メリットは大きい。ただし運転する楽しさというのはなくなるでしょうね。


それでも自動化にはとても期待をしています。より良い未来を信じて。